導入事例の基本的な制作手順
仕事でインタビュー記事を作成することになったものの、何から始めたらいいのかわからない!という方は多いのではないでしょうか。
うまく段取りがでなかったばっかりに、肝心なことを聞き出せなかったり、相手に失礼な対応をしてしまったり、と導入事例に興味はあるものの、「導入事例ってどうやってつくるの?」「どんな準備が必要?」などと疑問に思ったことはありませんか?そんなあなたのために、導入事例の基本的な進め方について、当社の制作フローを参考にご紹介します。
初めて外注される際や、内製してみようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼この記事でわかること
- ・導入事例の基本フロー
- ・導入事例の依頼の仕方
- ・導入事例でインタビューする内容
目次
制作手順は大体8ステップ
当社では、導入事例をおおむね以下の流れで制作しています。
ご要望やご予算などによって変わる場合もありますので、あくまでも基本的な手順とお考えください。
①ヒアリング
②インタビュー対象の選定&依頼
③事前アンケート作成
④インタビュー
⑤ライティング
⑥貴社との原稿修正のやり取り
⑦取材対象との原稿修正のやり取り ⑧納品
①まずはしっかりヒアリング
当社が導入事例を制作する場合、まずご依頼者へのヒアリングがスタートになります。ヒアリングの目的は「ターゲットの絞り込み」です。 ご依頼者の業務内容や販売傾向、さらに業界の動向や業界地図などを伺うことで、最も効果が期待できるターゲットを導き出します。
②ターゲットの中からインタビュー対象を選定&依頼
ターゲットの絞り込みができたら、その中から、インタビューに登場していただけそうな取材先を選んでもらいます。これは当社ではなく、依頼者様の作業になります。
その際、依頼書の雛形をつくっておくと非常に便利です。当社で使用している依頼文章の雛形は以下のようになりますので、参考にしてみてください。 必ずしもこの内容が正解というわけではありませんので、ご都合に合わせてカスタマイズしてください。
依頼文書の雛形
③事前アンケートは必ず制作し、送っておきます
他のインタビュー取材同様、導入事例インタビューでも、必ず「事前アンケート」を制作し、インタビュー数日前までに先方に送ります。必ずしも記入して返信してもらう必要はありませんが、すべての質問に目を通し、答えをイメージしておいてもらいます。 ちなみに、導入事例インタビューで使用する事前アンケートは、だいたい以下のような内容になります。よろしければこちらも、この内容をベースに貴社のご都合や取材先に合わせてカスタマイズして、先方に送りください。
事前アンケート
④インタビュー時間は、おおよそ1時間前後
場所は基本的に、取材対象のオフィスや店舗をお借りしています。所要時間は、依頼書にも書かれていますが、当社ではインタビュー:40〜50分、撮影:10〜20分、合計60分前後で実施しています。
⑤ライティングは読まれやすいQ&A形式を採用
インタビューした内容を文章化します。当社の導入事例は、基本的にQ&A形式で書き起こします。
そもそもこの形式は、実際の会話風に書けるため親しみやすい記事にしやすく、長くなっても読まれやすいというメリットがあります。さらに会話が質問から始まるため要点を絞った文章にしやすく、ポイントを素早く知りたい読者が多い導入事例にフィットしています。
⑥まずは依頼者と原稿修正のやり取り
完成したインタビュー記事をまずは依頼者に送り、文章や写真などのチェックしてもらいます。修正があれば何往復かしてブラッシュアップを図ります。
これとは逆に、先にインタビュー対象者に原稿チェックをしてもらうパターンもあります。
⑦取材対象との原稿修正のやり取り
依頼者のチェックが終わったら、インタビュー対象者に原稿を送り、同じようにチェックしてもらいます。
⑧媒体、データ形式に合わせて納品
双方のチェックも終わったら納品になります。データ納品ご希望ならデータのみを、Webサイトならサーバーにアップを、紙媒体なら印刷・製本を行い納品します。
導入事例の制作はやりやすい方法で
大体このような手順で、導入事例のインタビュー記事は制作されます。もちろんこのやり方が唯一のものではありません。 当社以外の記事も参考にしながら、ご自身のやりやすい方法で導入事例を進めてみてください。